モロッコを去り、次に向かうのは東アフリカ。モロッコからすぐに向かう予定だったが、現在クリスマスシーズンのためチケットが取得できず、すぐに出発することは困難。仕方がなく再びエジプト首都カイロで一泊した。

「モロッコ～チュニジア」

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モロッコからチュニジアへは、ロイヤルエアーモロッコを使用。ロイヤルエアーモロッコは往路と変わらず、食事やサービスは普通だった。男性CAの制服がスーツなため、乗客か従業員なのか見分けがつきにくいのが難点だった。

チュニジアには11時25分に到着。カイロへのフライトは22時35分だったのでそれまで時間がある。その間、チュニジアの首都チュニスをぶらぶら歩いた。

空港に荷物の預かり所がなかったから大きなバックパックを担いだまま市内を歩き回る。チュニジアでは、ただえさえアジア人というだけで目立つのに、おおきなバックパックを担いだまま歩くと更に目立つ。街の中心部を歩くたびに声をかけられたり、そのボロいバックパックを担いでいるからかクスクス笑われた。

ちょっと馬鹿にされているような感じもしたが、あちこちで声をかけられたりするのがとてもフレンドリーだ。彼らは新参者に対してとてもオープンなのだ。日本だったこんなことないだろうな。そんなチュニジアが自分は好きだ。

ミディアムサイズのマルゲリータピザを食べ、市内でゆっくりした後、空港へ戻った。

「エジプト航空」

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エジプト航空は以前ものすごく評判が悪い航空会社として有名だったそうだが、現在ANAも加入し、世界が認める「スターアライアンス」のメンバー。エジプト航空はその品質をアピールするため、機内アナウンス等で頻繁に「スターアライアンス」と言う。エジプト航空じゃなく、スターアライアンス航空ではないかと疑ってしまう程である。

22時35分に出発したが、出発して1時間程して食事が出された。食事に使われるナイフとフォークは鉄製。プラスチックよりも使いやすい。だが正直機内食はあまり自分の口に合うものじゃなかった。

サービスも比較的良い。コーヒーをお代わりしても嫌な顔をされない。エジプト国内では考えられないようなサービスだった。

飛行機は予定通り、午前2時35分、エジプトのカイロに到着。２回目のエジプトだ。

「カイロ国際空港第３ターミナル」

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エジプト航空を含めたスターアライアンスに加入する航空会社は最新設備が整ったカイロ国際空港第３ターミナルに降りる。その空港はまるでここがエジプトかどうか疑うほど綺麗な空港である。

だが、この空港を設計したのが誰だかわからないが、建物の構造デザインはとてもかっこよかったが、看板のデザインが悪かったり、飾られる植物が安っぽい造花だったりと、最新なのにどこか抜けている感がある。こう言っては難だが、そこがいかにもエジプトという感じだ。

「日本人宿ヴェニス細川屋」

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カイロにてエジプト航空往路カイロ発タンザニア、ダール・エル・サム行き、復路ナイロビ発カイロ行きのチケットを購入。クリスマスシーズンも重なって金額は65000円程。だが、日本からなら15万円程かかってしまう。そう考えるなら、こんなに安くアフリカへ行くチャンスは今回ぐらいだ。奮発して航空券を購入した。

航空券は明日出発。それまで時間があるので、カイロで一泊。前回泊ったのはサファリホテルという日本人宿。長旅をしている人が多いので面白い話を聞けたが、南京虫が出て体を蝕まれる危険がある。飛行機に乗りついでばかりで体が疲れていたので、ここはサファリホテルと同じビルにあるホテル「ヴェニス細川屋」に泊ることにした。

「ヴェニス細川屋」は料金がサファリホテルより20ポンド高い35ポンドだが、とても清潔。高いと言っても日本円にしてみれば600円程。滞在は１日だけなので、このヴェニス細川屋で泊ることにした。

噂通り、このヴェニス細川屋は快適で清潔。だが、泊っている人は下がりホテルの方がインパクトが強い人が多かった。インパクトが強い人々とは、もう何年も旅をしていたりするような人達。快適さが、インパクトか。次回、自分なら後者を選択するだろう。

「スターシティ」

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バックパックのカバーが破れてしまったので、新しいバックパックカバーを購入するためにカイロ一巨大なショッピングセンター「スター・シティ」へ。このカイロにこんな大きなショッピングセンターがあるのかと驚いてしまうほど。聞くと、

「あそこは金持ちエジプト人か外国人しか行かないよ。」

とのこと。エジプト国内の経済格差は大きそうだ。

このショッピングセンターへはタクシーを使わなければいけないとだれもが言うが、実際には市内の中心地タハリール広場から乗り合いタクシーで行ける。カイロで乗り合いタクシーやバスを見かけなかった場所はほぼない。そんなカイロにタクシーでしか行けない場所など滅多にないと考えてよいと思い。

「タンザニアへ」

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17日の夜、カイロ国際空港第３ターミナルからタンザニアのダル・エル・サラームへエジプト航空で向かう。機内では殆ど寝ていたが、機内食の時には従業員が起こしてくれて食べることができた。タンザニアへ向かうエジプト航空の機内食は悪いものではなかった。前回あまり口に合わなかったのは、運が悪かっただけなのか。朝食にはパンケーキ一つと飲み物が一つ付いた。

さぁ、いよいよアフリカだ！