12月3日 アラブ首長国連邦(2-1) ドバイ:「予防接種」

今回訪れたJubel Ali International Hospital

今回旅行、当初インドへ行く予定だったが、ビザを取るのに1週間かかるといわれたので諦め、行先をアフリカへ変更した。

多くのアフリカ諸国は治安が良くないことで有名であるが、危険なのは治安だけではない。アフリカには伝染病が広がっている。

危険なのはサハラ砂漠以南のアフリカ。蚊を媒体としてマラリア、黄熱病などの伝染病にかかる危険性がある。

今日はそのための予防をするため、中東では先進国と思われるアラブ首長国連邦ドバイへ戻った。

「黄熱病」
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マラリア(from Wikipedia)

野口英世がその予防薬を研究し、自身が黄熱病にかかり死亡してしまった話はあまりにも有名である。

症状は以下の通り(wikipediaより)
「潜伏期間は3~6日。 突然の発熱、頭痛、背部痛、虚脱、悪心・嘔吐で発症する。 発症後3~4日で症状が軽快し、そのまま回復することもある。 しかし重症例では、数時間~2日後に再燃し、発熱、腎障害、鼻や歯根からの出血、 黒色嘔吐、下血、子宮出血、黄疸」

ワクチンはないが、今は予防接種がある。一回の予防接種で終生持続する。中南米アフリカに行くにはこの予防接種を受けたという証明書である「イエローカード」がないと入れない国があるのだ。


「マラリア」
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マラリア(wikipedia)

マラリアは現在予防接種もワクチンもない。あるのは予防薬であるが、マラリアの中でも「熱帯熱マラリア」には耐性をもつものがあり、感染してしまう恐れがある。

かつては日本でも流行していた病気だ。

症状は以下の通り(wikipediaより)
「マラリアを発症すると、40度近くの激しい高熱に襲われるが、比較的短時間で熱は下がる。しかし、三日熱マラリアの場合48時間おきに、四日熱マラリアの場合72時間おきに、繰り返し激しい高熱に襲われることになる(これが三日熱、四日熱と呼ばれる所以である)。卵形マラリアは三日熱マラリアとほぼ同じで50時間おきに発熱する。熱帯熱マラリアの場合には周期性は薄い。」

マラリアにならないためには蚊に刺されないようにするのが一番。日本の虫よけスプレーでは弱すぎるので、病院でより強力なものを購入。現地にいる間はなるべく長袖を着るようにしよう。

「ドバイの病院」
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自分が向かったのは「Jebel Ali Inernational Hospital」。最もらしい名前である。3日前に予約し、窓口へ向かったのだが、
「予約が10日になっています。」
と言われた。何かの手違いだろうか。明日出発するからなんとかお願いできないかとお願いすると、受けさせてくれた。

予防接種を受ける前に、医師に診療をうける。この病院はドイツの大学と提携しているようで、医師はドイツ人らしき人。ここ1カ月間に何か予防接種を受けたか、今まで何の予防接種を受けたのか、今の健康状態は良好かなど、細かく質問された。問題ないようなので予防接種へ。黄熱病の予防のための注射一本を打たれた。体に針を刺されたのにも関わらず痛くもかゆくもない。今まで受けた注射の中で一番腕の良い看護婦である。

その後医師に相談してマラリア予防薬を出してもらうように頼み、出してもらった。自分がもらった予防薬は「」というもの。今日は予防接種を受けたので、明日の夕食後に服用。その後アフリカにいる間1週間に一度服用し、帰国後も4週間、1週間に一度服用する。

黄熱病予防接種の効果が出るまで10日、マラリア予防薬の効果が出るまで1週間かかる。当初明日エチオピアへ出発しようと考えていたが、予防の効果がないのは恐い。そこで明日から北アフリカ諸国を旅し、その後エチオピア諸国を含む東アフリカを旅することにした。

タケノコ

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