6月30日(1) 2カ国目:トルコ(1) イスタンブール「波乱の初日(1)」



世界遺産:ブルーモスク


「イスタンブール到着」
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イスタンブールには午前1時半に到着。

到着して荷物を受取り、両替。両替は1TL(トルコリラ)=70円程度で換金できた。空港である日本人のおばさん達が1TL=100円だと話していたのを聞いたので、今は円高リラ安なのだろうか。だとしたらラッキーだ。

搭乗ゲートを折り、私はすぐにベンチで寝た。固いベンチだったが、長時間飛行機に乗っていたことと、時差ボケ(4時間遅い)ですぐに寝付いてしまった。

「イスタンブールの朝」
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朝6時頃起き、地下鉄で宿に向かった。最初地下鉄に乗ろうとしたとき乗り方が解らず駅員に聞いても英語があまり通じない。ラッキーなことに私のあとに英語がわかる青年が私の後にやってきたので通訳してもらった。

地下鉄は1路線乗り放題で1.5L(100円程度)。2路線乗ったので3L(200円程度)。この1.5Lというのは市内の交通機関(バス・市電・フェリー)に共通なようだ。安い。

私はKabatas駅で降り、お腹がすいていたので朝食をとることにした。港の近くにトルコ風のカフェ「Beltur」を発見し、値段も手ごろだったのでここで朝食を取った。チャイ(紅茶)が0.50L(35円)、パンも0.50L(35円)、そしてチーズ入りトースト2.5L(175円)を購入した。とにかく安いトルコ。パンとチャイが良く合う。これでこの値段はとても安かった。

「迷子」
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そして私は宿に向かうが、これまた道がわからない。宿の予約表の「アクセス方法」欄に書かれているタクシム(Taksim)という町へは道路の標識をたどって行こうとしたが、行ってもたどりつかない・・・そして振り返ると、逆方向の標識にタクシムの標識があった。これには少々がっかり。重たいザックを持っていたのでよけいにがっかりした。

そして無事タクシムに着き、こんどはホテルの近くを通るIksilm通りを探した。しかここでも迷った。このIksilm通り、探して進んだのだが、目印となる建物がなかなか見つからない。そこで通りにいるおじさんに宿の予約表の「アクセス方法」欄を見せて聞くと、別のところにあるから通りに通るトラム(市電)に乗って他の通りに行けといわれて他の通りに行った。しかしその通りに目印となる建物はなく、やはりIksilm通りにあったのだ。道案内をしてくれたおじさんは「アクセス方法」欄の英語を正確に理解していなかったようだ。

こんどは英語のわかる人を見つけて道を聞いた。そして無事ホテルについた。空港出発から4時間が経過していた。重いザックをしょっていたので着いた頃には疲れ果てていた。

「イスタンブール探索」
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疲れてはいたが、私はすぐにザックをホテルに預け、イスタンブール市内へ出歩いた。早く異国の地を堪能したかったのだ。

私はまず、世界遺産である巨大モスク、「ブルーモスク」に向かった。電車で行けたが、市内の様子をこの目で見たいので、私は歩いてモスクへ向かった。

モスクへ行く道らしきものを見つけ、坂を上がると大きな銃を持った兵士が警備していた。そして私が奥へ向かおうとすると、兵士が私に
「※※※※(トルコ語)」
「????」
「no, no..... don't go. closed.」
よくわからなかったが、とにかく前に進むとやばそうなので引き返した。後で他の警備に聞いてみると、ここは「Palece」だという。Paleceというと、もしかして王の住む宮殿であろうか。なんとも畏れ多いところに私は行こうとしたもだとびっくりした。

「ブルーモスク」
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そしてついに「ブルーモスク」を発見。
「モスク」とはご存じのとおりイスラム教の教会だ。イスタンブールには数多くのモスクがあったが、このモスクはその中でも大きかった。そして内部に入ると、モスク内側に描かれている模様がとても丁寧に書かれていて、美しかった。もう少し眺めていたかったが、写真を撮っていると警備員に、
「これからお祈りの時間だから観光客は出て行ってください。」
といわれてしぶしぶ退館した。

「トルコのMASASHI」
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そしてモスクを出たところで、日本語で
「こんにちは」
と話しかけられた。何かの商売かと思って無視しようと思ったが、話を聞けば彼はこの間大阪にいっていたばかりで日本語が少し話せるのだとか。そして日本人の彼女もいるといい、親近感が湧いてきたのでしばらく話をした。彼は自分のことを「MASASHI」と呼んで欲しいといった。日本にいる彼の友達の名らしい。

もう一人いた彼は日本語は話せないのだが、英語でモスク周辺にある観光名所をガイドさながらに話してくれた。エジプトから運ばれた「オベリスク」の話や、昔の王女のために建てられた灯台のある島「Sacak」の話など、本当に丁寧に教えてくれた。
初対面なのになんと親切なのだろうか。

そして彼のおじさんが日本でトルコ絨毯を販売しているのでかなり日本通だからうちに来て会わないかと誘われ、彼らの家にお邪魔することにした。

彼の家は高級ホテル「Four Season Hotel」の近くにあり、彼の家もまた豪華そうだった。絨毯の卸店も家で行っているのでたくさんの絨毯が所狭しと並ぶ。屋上に案内され、フワフワしたソファーが置かれたテーブルに座ってアップルチャイを御馳走になった。屋上からは、イスタンブールの海が広がり、とっても眺めが良かった。

しばらくして中年の背の高い男が現れた。彼はこの絨毯屋のマネージャーなのだとか。彼も日本通で、この間に日本に行ったばかりだとか。
「あなたの着ている服はユニクロだろう。私も同じものをもっているよ。日本でたくさん買ったんだ。」
トルコに来てまで私の服がユニクロだとばれたのにはびっくりだった。

そしたら彼が、これから私の行くカッパドキア(昔できた洞窟王国)とバムッカレのツアーを、知り合いの旅行会社に聞いて安く提供すると言ってきた。私は一人旅がしたいと思っていたのでツアーという言葉に少々抵抗感があったが、安いならと思い、旅行会社に行った。

つづく

タケノコ

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