9月26日 33カ国目イギリス(3)ロンドン:「日本へ」


ヒースロー空港より。アエロフロートロシア航空(ロンドン~成田モスクワ経由)

旅の第一章であるヨーロッパ旅行は今日で一旦終わりを告げる。

回った国の数は合計32カ国。長い旅路だったが、日本ではできない様々な体験をすることができた。この3カ月の思い出は一生の宝となろう。

またすぐにでも行きたい。
会社の内定式に出て、卒論を終わらせてすぐに出発しよう。


「地下鉄がない!」
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ヒースロー空港へは地下鉄で向かおうと考えていた。それが一番安いルートだからだ。

飛行機の出発は11時30分。ホテルから空港まで2時間以上かかるというので、十分余裕を持って行きたかった。

朝一番の電車に乗ろうと、朝6時頃地下鉄駅へ向かう。一人の中国人が同じように待っていたので話しかけてみた。彼は大学院生で、ビジネスを学んでいるのだとか。

しばらく駅の前で待っていたが、駅のシャッターは全く開かない。なぜだ。そう思っていると、駅の隣で工事をするおじさんが自分たちのところへやってきて、
「今日は地下鉄工事の日だからこの駅は閉鎖されてるよ。」
え?閉鎖?そうだ。ロンドンの地下鉄は土日、工事のためよく閉鎖することがある。今日はその日曜日だ。

中国人と自分は地下鉄の代わりに出ているバスに乗るため、そのバス乗り場へ向かい、地下鉄の運行している駅へ向かった。

日本だったら地下鉄が工事のために運休とはあまり聞かない。夜中にやっているからだろうか。たぶんイギリス人にはそんな発想なはい。だから工事で通行止めになったりするのだろう。休む時は休む。こうした文化は欧州のどこにでも見られた。

「ヒースロー・エクスプレス」
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さっき駅の前で待っていた時間が長かったので予定よりヒースロー空港に到着するのが遅くなりそうだ。飛行機に乗り遅れるのだけは勘弁。

しょうがないのでここは地下鉄で空港へ向かうルートを諦め、値段が高くて悪名高い「ヒースロー・エクスプレス」に乗ることにした。多くのロンドン人に「ヒースロー・エクスプレスだけは高いから乗るな。」とと警告を受けていたのに乗る羽目になるとは悲しい限りである。

地下鉄でPaddington駅に到着。そこからノンストップでヒースロー空港まで向かう。所要時間は20分程度で料金は20ポンド(約2800円)。この短さでこの値段は確かに高い。

「ヒースロー空港」
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ヒースロー空港の駅からターミナルまでの道のりは長い。長いエスカレーターに長い歩道。高い電車だからすぐなのかと思って期待していた分がっかり。

「ヒースロー」といえば国際人未成熟の自分でも知っているイギリス最大の空港。とてもきれいな空港なんだろうなと思って期待していたがこちらの期待も叶わなかった。成田の方がまだ綺麗に思える。自分が向かった第2ターミナルだけなのだろうか。

「最後の免税店」
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免税を抜け、免税店がたくさんあるショッピング街へ。この旅行中、空港や国際港に行くたびにの免税店ショッピングモールに訪れたが、高いものしか売っていないし、まだ旅の途中だったので買うのを控えていた。

だが、今回は最後。お土産も買わなければと思い、ショッピングモールを歩いた。

やはり高級な店もあるが、この空港の免税店は比較的低価格の商品が多く並んでいる店が多かったように思う。

シルクのネクタイが2本でなんと5ポンド(約700円)で売っていたので、内定式のためにと購入。最後に良い買い物ができて良かった。

「成田へ」
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最後の買い物を終え、アエロフロートロシア航空の乗り場へ向かう。

そろそろ日本に帰りたいなと思っていたから空港に着くまでワクワクしていたが、いざ飛行機に乗ってみると、もう終わりかという寂しさが生まれてきた。

「また行けるじゃないか。」
そう言い聞かせてその寂しさを封じた。

ついに日本だ。

タケノコ

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