9月16日 イタリア(2-1)ヴェネチア~ミラノ:「イタリアの雨」



ヴェネチ

今回イタリアに再来したのは、世界で最も美しい街といわれる街にまだ行っていなかったからだ。

アドリア海の女王、ヴェネチアである。
海に浮かぶ街自体が美しいのはもちろん、「サン・マルコ寺院」や「ドゥカーレ宮殿」などの豪華極まりない素晴らしい建築物が連なる。

街には車は全く走っていない。代わりの交通手段は船だ。まさに異国の世界である。

ちなみに、ここヴェネチアはディズニーランド・シーのモデルだそうだ。


ヴェネチアから直接南フランスに向かおうと思っていたが、途中ミラノで乗り換えが必要だと解ったので、どうせならと立ち寄った。

ミラノと言ってまず思い浮かんだのが「ミラノ・ファッション」。プラダの本拠地はここミラノ。街を歩くと個性あふれる格好をしたセンスの良い人々がたくさん歩いていた。

そしてミラノは芸術の面でもとても有名。ゴシック建築最高傑作と言われる「ドゥーモ」には圧倒された。レオナルド・ダ・ヴィンチの代表作『最後の晩餐』は、ここミラノの「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」付属の修道院食堂にある。


今日の天気は土砂降り。ヴェネチアでもミラノでも雨が降っていた。この旅でこんなに雨が降ったのは初めてだ。


「イタリア着」
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夜行列車はヴェネチアに直接いかない。朝5時30頃電車はボローニャに到着し、そこから6時頃発のヴェネチア行き電車に乗り換える。

夜行列車では、寝過ごさないように車掌が自分をおこしてくれるから嬉しい。安心してぐっすり眠れた。

電車はボローニャから更に2時間の距離を走り、ヴェネチア本島に位置するヴェネチア・サンタ・ルチア駅に到着した。

大きな荷物を5時間4ユーロ(約520円)であずける。やっぱりイタリアの荷物預かり料金は高い。

「早速ボートへ」
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ボートからのヴェネチア

駅を出るとそこにはすぐ目の前に運河が広がっている。ヴェネチアのメイン運河、カナル・グランデだ。

せっかくヴェネチアに来たのだからボートに乗ってみたい。ボートの公共交通機関があったのでそれに乗ってヴェネチア最大の見どころサン・マルコ広場へ行くことにした。

駅の目の前にボート乗り場があり、そこからサン・マルコ広場行きのボートが出ている。切符を買い、列に並んだ。料金は1時間券で6.5ユーロ(約860円)。とてつもなく高い。とても混んでいたので、このままではボートを満足に楽しむことができない。

駅の前だから混んでいるのである。だったら乗り場をずらせばもっと空いているはず。そう思って隣のローマ広場の乗り場へと向かう。

そこは思った通りガラガラ。船の座席を余裕で確保することができた。

「ヴェネチアの景色」
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ヴェネチア:カナル・グランデ

ヴェネチアの景色は本当に素晴らしい。

建物が連なるすぐ下はもう海である。まるで街が浮かんでいるよう。

運河にはたくさんのボートが浮かんでる。レジャーのためではない。生活のためだ。サラリーマン風の男たちが通勤のためにボートをぐいぐいいわせていたのがて面白かった。

ヴェネチアならではのゴンドラもたくさんいる。あの尖ったデザインはカッコいい。船の上に立って漕いでいるのがすごかった。ボートは座って漕ぐことでバランスをとるものだと思っていたからだ。

とにかくこのヴェネチアは自分が日常で見る景色とはかけ離れ、とても神秘的で美しかった。

「イタリアで一番高いヴェネチア」
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ボートはサン・マルコ広場に到着し、自分はそこで降りた。

降りて驚いたのが、トイレの料金である。欧州では料金を取る公衆トイレが多数を占める。西欧ではだいたい0.5ユーロ(約680円)、最高でも1ユーロ(約135円)だった。だがここのトイレは1.5ユーロ(約203円)もするのだ。トイレにこんなにお金を支払わなければならないなんてとんでもない!

ヴェネチアはイタリアで一番物価が高いと耳にしたことがあるが、さっきのボートやこのトイレを見れば、それは一目瞭然だ。

「ドゥカーレ宮殿」
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斜体
ドゥカーレ宮殿中庭

雲行きがさっきから怪しかったが、だんだん雨が降り始めてきた。

広場の右手に、かつてヴェネチアが共和国だった時に政府が入っていたドゥカーレ宮殿がある。料金は学割が効いてユーロ。安くはないが、入ってみることに。

宮殿の中は豪華極まりない。壁、天井、床、建物のすべてに金箔や大きな絵画、きめ細やかな彫刻が施されている。かつて存在したヴェネチア共和国はヨーロッパ列強の一国だったと聞く。この宮殿を見れば納得だ。

宮殿の隣には刑務所がある。宮殿とその刑務所をつなぐ橋をため息橋というが、それは裁判の判決を聞くために囚人がその橋を渡ることから名づけられた。橋を使って刑務所に渡ると、今は刑務所として使われていないのにも関わらず、重苦しい雰囲気だった。

壁には観光客が残したであろうたくさんの落書きがある。このような落書きを見るたびに悲しくなる。観光客たちがほんのひと時の楽しみを得るために、何年間も生き続ける歴史的建造物を傷つけているのだ。なぜそんなことができるのか自分には理解できない。

「サン・マルコ寺院の列」
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ドゥカーレ宮殿の前。すごい水浸し!

ドゥカーレ宮殿を出ると雨が激しくなっていた。広場の一部分は池のようになっており、そこの上に桟橋のようなものが建てられたので観光客はその上を歩くのだ。観光客が多く、桟橋のようなものの上は人でいっぱい。自由に身動きが取れない上、近くの人の傘から垂れる水が降りかかってびしょぬれだ。人が大勢いる中での雨はとても悲惨である。

サン・マルコ広場の中心的存在となっているサン・マルコ寺院。この寺院はエジプトにあった聖マルコの遺体を納めるために建てられた寺院である。

その寺院の前は特に水が溜まっているのだが、そこにも桟橋のようなものがかけられ、中に入れるようになっている。だが、列が狭い分、順番がスムーズに回ってこない。やっとのことで入口に到達すると、入口の係員が、
「バックパックは持ち込み禁止です。教会の手前にある通りへ入ったところに荷物置き場があるのでそちらをご利用ください。」
え?苦労して並んだのに荷物を置いてまた並べというのか。冗談ではない。
「なぜだ!自分はここに長い間並んでいたんだぞ。前の人だってそこそこ大きい鞄持って歩いているじゃないか。」
「セキュリティーのためなんです。あなたの鞄の中に銃や爆弾が入っている恐れがあります。」
「じゃあここでチェックすればいいじゃないか。」
「いや、あちらへ行ってください。」
とても頭の堅い係員である。仕方がなく荷物置き場に行ってバッグを置き、列に戻った。見ると列に並ぶ多くの人もバッグパックを持って歩いている。そのような人に、バッグパックを預けなければ入れないと教えると、とても感謝された。前からは自分のようにバッグパックを預けるために戻される人が何人かいた。

こんなに多くの人がバッグパックを預けるためにもう一度並ぶ羽目になっているならば、並ぶ前に教えてほしいものである。

「サン・マルコ寺院」
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やっとの思いでサン・マルコ寺院の中へ。雨水は寺院の外側にも浸水している。だが、そのために桟橋が用意されていることを考えると、このような浸水はしょっちゅう起こるのだろう。さすが水の都ヴェネチアである。

寺院の中にある広い部屋に入る。見ると、天井には一面にモザイク画が書かれ、金箔で豪華に装飾されている。主祭壇には聖マルコが収められ、その後ろにはこはパラ・ドーロという高さ1.4m、幅3.48mの祭壇画が飾られている。その祭壇画にはおよそ1300粒の真珠と400のガーネット、300のエメラルドとサファイア、90のアメジスト、ルビー、七宝などがちりばめられている、今まで聞いたことがない程の豪華さだ。

キリスト教について詳しいわけではないが、この豪華な教会を見ると、聖マルコはものすごく影響力のある人物だったということがわかる。

「昼食」
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今日の昼食は昨日スイスで買ったトマトの缶詰とフランスパン、Heldi製のスイス名物グリュイエールチーズ。昨日からの残りものである。

グリュイエールチーズは、昨日の方がおいしかった。冷蔵庫に保存していないからだろう。だが、十分に食べられるものだ。

「ヴェネチアの街並み」
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ヴェネチアの街並み
観光客でごった返しているサン・マルコ広場から脱出し、駅に向かいながらヴェネチアの街を散策する。

街にはパン屋やお菓子や、レストランからブティックまでたくさんのお店が賑わっている。とても活気に満ちた街だ。

路地は狭く、まるで迷路のよう。すぐに道に迷ってしまいそうである。だが、街のいたるところに「ローマ広場へ」という矢印の付いた看板があるので、それに従って歩いていけば問題なかった。

道を歩いていると、10分ぐらいに橋が現れ、運河を渡る。その橋からは小さな運河でもボートで走る人々が見える。この街にとって海は本当に身近な存在なのだと実感できる。

駅に行くにはメインストリート(運河)であるカナル・グランデを渡らなければならないのだが、その運河を渡る橋の数はそれほど多くない。しかも路地は迷路のように入り組んでいるので、駅へは思った以上に時間がかかった。



「ミラノへ」
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駅に着いたのはミラノへ向かうユーロスター・イタリアの出発まで20分前。駅へは思った以上に時間がかかった。

ユーロスター・イタリアは全席指定なので自分の持つ鉄道パスInterrail Global Passでも追加料金がかかる。料金は10ユーロ(約1350円)。フランスやドイツと比べると高い。

こんなに高ければ普通電車で向かうところだが、それではミラノを訪れる時間がなくなってしまう。なので仕方なく支払った。

機械はクレジットカードによる支払いのみ対応していたのでクレジットを入れる。だが、機械が正しく読み取ってくれない。何度やっても同じだ。

しょうがないので隣の機械へまた並ぶ。この機械は現金による支払いに対応していたので、すぐに支払うことができた。

大きな荷物を駅に預けていたので駅へと向かう。だが、チケットがなかなか見つからず、急いでいたのでパスポートを見せて荷物を返してくれないかと頼んだ。預けるときにパスポートをコピーされたからだ。

だが、私が急いでいるというのに係員はぼーっとしている。
「あるかもしれないじゃないか。さがせよ。」
とてもめんどくさそう。目の前に自分の乗る電車があると言っているのに、係員はめんどくさそうな態度を続ける。
「お願いだ!」
そう言うとやっとのことで自分の荷物を出してくれた。後で探してみたらチケットはあった。チケットをすぐに出せなかった自分が悪いのだが、時と場合によって柔軟な対応をしてくれたら嬉しかった。

ユーロスター・イタリアミラノ行きの電車にギリギリ間に合い、無事ミラノに向けて出発した。

「ミラノ駅到着」
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ミラノ中央駅

ユーロ・スター・イタリアは快適。内装は新しく、電車はそんなに揺れない。快適な電車に乗ると所要時間が長くても時間がすぐに経ってしまう。

ミラノ駅に到着したのは16時半頃。到着してすぐに荷物を預けに行った。やはりこの駅にも荷物を預けるロッカーはなく、値段の高い預り所のみ。料金は5時間4ユーロ(約520円)、それ以降は一時間当たり80セント(約104円)。これは自分が荷物を預けるのに利用した駅すべてで同じだった。このような時間制をとっているのは西欧でイタリアぐらいである。

「ドゥオーモへ」
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V・エマヌエーレ2世のガッレリア

ミラノ中央駅から歩いてドゥオーモへ。ミラノのドゥオーモはゴシック建築(ヨーロッパの建築様式の一つ)最高傑作といわれる教会。これは行くしかない!

『地球の歩き方:ヨーロッパ編』にはミラノ中央駅から徒歩で40分と書かれているので、歩いてみることにした。

ミラノまで行けば雨はやむだろうと期待していたが、ここも雨。今日はイタリア北部全体の天気がよくないようだ。

中央駅の前にマクドナルドが2件あったのだが、ハンバーガーの値段がなんと50セント(約68円)!日本より安い!イタリアの物価が他の西欧諸国に比べて安いのだが、もしかしてこのミラノはイタリアの中でも物価が安いのかもしれない。

歩いていると、個性あふれるおしゃれな人々が時々歩いている。ミラノ=(イコール)おしゃれという固定観念があるからそう見えてしまうのかもしれないが、おしゃれな人は他の都市に比べて多かった。

道を進んでいくと、右手にあの有名なスカラ座が!だが、そのスカラ座、意外にも建物がシンプル。少し拍子抜けしてしまった。

そのスカラ座の奥には歴史館あふれ、天井が高くて開放感あふれるV・エマヌエーレ2世のガッレリアがある。アーケード街で、中には誰もが知っているような高級ブティックが並ぶ。自分とはあまり縁がなさそうな場所である。だが、雨が降る中傘をささずに歩くことができるというのはとても嬉しいものだ。

「ゴシック建築最高傑作:ドゥオーモ」
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V・エマヌエーレ2世のガッレリアを抜けると、ついに出てきたのがゴシック建築最高傑作といわれるドゥオーモだ。

まず驚かされるのはその大きさ、そして細かい彫刻群。教会の大きさは今まで見てきたゴシック建築様式の境界の規模を凌ぐ大きさ。そして細かな彫刻群。教会の壁面にある彫刻群はどれもきめこまやかに作られている。

多くの白い教会は長年の影響を受けてか表面の大理石が黒ずんでいるものだが、ここの教会は真白。最近修復工事でも行われたのだろうか。その大理石の真白な色がまたその教会の素晴らしさを引き立てる。

中に入ると、その奥行きも広い。巨大な柱が何本も奇麗に並び、荘厳な雰囲気を演出。建物の上だけでなく、大理石でできた地面の模様もまた美しい。

この教会の入場料は無料。観光客に優しい教会である。

「ダ・ヴィンチの傑作:最後の晩餐」
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サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会付属博物館
さて、次に向かったのは「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」。ここの付属修道院食堂にはダ・ヴィンチの代表作『最後の晩餐』が飾られているのだ。

自分の好きな小説・映画『ダ・ヴィンチ・コード』でもキーとなる絵。一度実物を見てみたいと思い足を運んだ。

ドゥオーモから徒歩15分ほどで教会へ到着。最初は教会ではなく修道院に絵があるとは知らず、教会の中へ。そこの教会も素敵だったのだが、『最後の晩餐』はない。おかしいと思って外に出ると、「『最後の晩餐』はこちら」と矢印がついている看板があった。

矢印の先にある建物に入ると、チケット売り場があった。どうやらここに『最後の晩餐』があるようだ。

受付の人にチケットを売ってくれと言うと、
「今日はもう予約がいっぱいで入れません。明日8時にまた来て下さい。」
調べてみると、この教会への入場は15分に一回、25人しか入れないようになっているのだという。もう終わりが近い時に行った自分は、予約者がたくさんいたため入場することができなかった。残念ながら諦めるしかない。

「スフォルツァ城」
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次に向かったのがその昔ここミラノを統治していたスフォルツァ家が住んだ城、「スフォルツァ城」である。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会から近い場所にあったので行ってみた。

城はレンガ造りでとってもシンプルなもの。豪華な宮殿というよりは、戦いを主にしてつくられた城に見えた。この城の設計にはあのレオナルド・ダ・ヴィンチも参加しているという。

この城の内部を見ても良かったが、フランスに行く電車に乗るため、ここは広場に行ってどんなものか見るだけに留めた。

「再び中央駅へ」
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フランスのニースへ向かう電車の出発が迫っていたので、スフォルツァ城の近くにある駅から地下鉄でミラノ中央駅へと戻る。

中央駅に着いたら自分の乗るつもりだった電車はあと10分で出発してしまう時間だ。だが、ニースに行けなくったって途中まで行く電車ならばあるだろうと思って探してみると、案の上、いまから約1時間半後にイタリアとフランスの国境まで行く電車があった。

それまでまだ時間があるので夕食を食べよう。近くのマクドナルド50セントハンバーガーで食事を済ませることも可能だったが、せっかくイタリアに戻ってきたのでピザが食べたかった。まだピザをレストランで食べたとこがなかったので、手頃な値段で食べられるレストランがないか探した。

すると駅の近くに6ユーロ(約810円)程でマルゲリータ・ピザを食べさせてくれるレストランがあったので入る。

メニューを見るとサービス料1.5ユーロ(約203円)がかかる文句がある。だが、このあたりには他に手頃なレストランがなかったので、ここで食べることにした。

近くの客が、ピザの生地で包まれた料理を食べているのを見て、変わっていておいしそうだと思った。変わり物好きの自分にとって食べてみたい代物。ウェイターに聞いて、その料理を出してもらうことにした。

奥の方にピザ窯が見える。せっかくイタリアに来たのだからピザはやっぱりピザ窯で焼かれたものを食べたいものだ。

自分の料理が出てきたのは約15分後。早い。ピザの生地に包まれた中身は、たっぷりのチーズとハム、トマトにキャベツが入っている。ピザを切った時に中からとろとろ出てくるホッカホカの具がとても美味しかった。

だが、結論を言うと、やっぱりピザは普通のピザが一番良いような気がする。このような形のピザの場合、単純に考えて一度に口に入るピザ生地は2枚分、量が2倍になってしまうのでそれだけ具の味が薄くなってしまう。普通のピザならば、一度に口に入るピザ生地は1枚分。それだけ具がたっぷり味わえるというものだ。

「イタリアとフランスの国境へ」
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ピザを楽しんだところで駅へと向かう。次の電車はもうすでにプラットホームに入っているので電車に乗り込む。自分のチケットの指定席はプラットホームの一番奥の車両の一番奥の席。それだけ歩かなくてはいけないので運がない。

個室になっている席へ座ると、2人の小さな子供を連れた夫婦が先に座っていた。

電車が出発すると、夫婦が子供にチョコレートを渡す。子供は喜んで食べている。その姿が微笑ましい。

そして夫婦は私にもと一つチョコレート菓子をくれた。そのチョコレート菓子を子供は欲しそうに見ている。いいのかなと思って子供に差し出すと、夫婦は、
「いいんだよ。この子はもうチョコレートを2つも食べたんだから。どうぞ食べて下さい。」
そう言われたので、遠慮なくチョコレート菓子をいただくことにした。100gの板チョコを買うなり、いつも数時間の内に食べてしまう自分がとても恥ずかしいばかりである。

「国境駅到着。そして就寝」
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電車は4時間かけてイタリアとフランスの国境駅に着いた。到着したのは午前1時頃。

今日はこの駅で寝ることにしよう。田舎の駅だから安心して寝られる。そう思った。だが、意外にも自分のように駅で野宿する人は多くてびっくり。中にはフラフラした怪しい親父もいたので不安だったが、人の数が多いから安心だろう。そう思ってマットを引き、寝袋に包まって静かに寝た。

タケノコ

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