9月1日 エストニア 首都タリン 「バルト三国へ」

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世界遺産:タリン旧市街


ここも行く予定ではなかったが、ヘルシンキからすぐに行けるので来てしまった。

歴史の教科書から言うならば、バルト三国といえばその独立によってソ連崩壊のきっかけとなった三国。その後もEUやNATO(北大西洋条約機構)に同時加盟するなど三国の歩調は強い。

最近は高い成長率を記録していたが、金融危機の影響をモロに受け、経済が深刻な状態にある。特にリトアニアが危ないのだとか。

さて、今回行くのはエストニア。
東欧に位置するので、他の発展途上国である東欧諸国と同じような国々だろうと思っていたが、それは誤解である。

エストニアはネット先進国として知られているのだ。世界で初めてインターネットを通じた電子投票が行われた国であり、あの世界的に有名な「Skype」はこのエストニアから生まれた。

そんなエストニアはどんな国なのか。自分の目で確かめに行った。

「起床」
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今日は久々の宿。やっぱりふかふかのベットはとても気持ちが良いものだ。ぐっすり寝てしまったので起きたので、起きたらすでに午前10時である。

宿にてフィンランドの首都ヘルシンキへ戻るフェリーを探す。フェリーは時刻によって運賃が違う。15時発Linda Express社のフェリーが安かったのでそのフェリーをネットで予約した。

ヘルシンキに行った後、到着時間の一時間後に出発するviking lineのフェリーに乗ってストックホルムに行き、鉄道を使って西欧に戻ろうと考えたのだ。ヘルシンキからドイツまでの直通フェリーもあるが、値段が100ユーロ(13500円)以上したのでやめた。

「タリン市内散策」
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アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

タリンの旧市街が世界遺産に指定されている。宿はその旧市街の中にあったので、ドアを開ければすぐに世界遺産の街に出る。

スウェーデン教会などのたくさんの立派な建築物が並ぶ。さすが世界遺産に指定された街だ。

旧市街の西側にある丘からは市内を一望でき、とても良かった。

「昼食:エストニア料理」
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Juicy Pork with baked pork and sauerkraut 128(約1000円)

バルト三国の料理とはどんなものなのか。とても気になったので、広場にあったエストニア料理のレストランLiisu Juures。手頃な値段で美味しかった。

自分が頼んだのはジューシーポークとポテトのセット。ポークにかかったサワーソースがエストニア料理なのだという。

ポークは外側がカリッと焼かれ、文字通りジューシーな味わいで美味しかった。ソースも良く合う。ポテトも、つぶしたマッシュドポテトではなく、ほくほくのベイクド・ポテトだったので嬉しい。

この店はぜひお勧めだ。

「フェリーの欠航」
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宿に戻って荷物をとり、予約しておいたフェリーに乗るため、フェリー乗り場へと向かう。時間がギリギリだったので急いで受付に行く。そして予約して印刷した紙を出すと、
「この便は今日欠航です。」
え?確かに曇ってはいるが、雨は降っていないし波も穏やかである。これで欠航とは…ヘルシンキの辺りが天候不順なのだろうか。

最初切符を次のものにしてもらおうとしたが、次のフェリーではストックホルム行きのフェリーに間に合わない。確実に一日このタリンでまた過ごさなければならなくなる。タリンはもう十分なので、違う場所に行きたい。そう考えて思いついたのが、隣国のバルト三国のうちのひとつラトビアの首都リガである。リガに何があるかよくわからないが、タリンでもう一日暇をするよりましである。

宿の人に時刻表とバスターミナルの場所を教えてもらうため、自分は宿に戻った。宿に戻るとレセプションが一人の若い男と話している。
「フェリーに乗るんじゃなかったの?」
レセプションが聞いてくる。
「フェリーがキャンセルされたんだ。だからリガに行こうと思って。バスのことしっていますか?」

そういうと、
「ちょうど私が今話している彼。今日リガに行こうと思っていたんだけれどいけなくなったの。」
そしたら彼が、
「安く売ってあげよ。」

バスの料金はEuroline者のバスで275クローン(約2350円)。そうホテルのポスターに書かれている。だが、彼のもつチケットはEurolineの上級車に乗る切符だ。

「上級車の切符だけど、普通車の料金でいいよ。」
それならばと私は彼のチケットを譲り受けることになった。

名前が違うので、彼と一緒にバスターミナルに行ってチケットを変更しにいった。

バスターミナルの受付は少し時間がかかったが、なんとか名前を変更してもらえることができた。自分用の新しいチケットが手に入ったところで、料金を支払う。

彼はバスの乗り場まで案内してくれた。とっても良い人である。聞くと、あのホステルにもう1か月以上滞在しているのだとか。ここタリンのナイトクラブで働いているそうだ。彼はリガ出身だが、ここタリンの方が気に入っているのでここえ働いているのだとか。一体リガはどんな街なのだろうか。

「Eurolines上級車 LUX」
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これがバスの車内!全部サービス!

ターミナルでしばらく待っていると、バスがやってきた。その名もEurolines LUX。長距離バスのファーストクラスである。中はバスなのにワイヤレスインターネットが完備され、コーヒーが飲み放題、そしてミネラルウォーターとドライフルーツが付く。さすが、とてもサービスが良い。チケットを譲ってくれた彼に感謝である。

優雅にバスに乗り、4時間ほどでバスはリガに到着。もう夜遅かったので、そのままバスターミナルで寝ることにした。


タケノコ

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