11月27日 クウェート(2) クウェート:「クウェートのインド人」


ゴミが散乱する街

クウェートにはクウェート人が少ない。多くのインド人やパキスタン人、フィリピン人、バングラデッシュ人が住む。なぜか。彼らは出稼ぎ労働者達なのだ。

石油王の国クウェートでは、原油の資金を利用して、インフラ整備や都市開発が進んでいる。比較的賃金の安いインドやバングラディッシュ、フィリピンや、政情が不安定なパキスタンなどからより良い待遇を求めて出稼ぎにやってくる。

街を歩いてお店に立ち寄ると、そこに立っている店員は大抵クウェート人ではない。より待遇が良い職に就いているということなのだろうか。街には良い車が結構走っているのだが、その中にいる人をみると、大抵アラビックな服装をしている。この国の経済格差は大きいようだ。

クウェートの中心、クウェートシティにはいくつか繁華街があるのだが、地元クウェート人やアラビア諸国からやってきた人が比較的多くいるような場所と、出稼ぎ労働者ばかりいるような場所がある。出稼ぎ労働者がたくさんいるような場所では、インド料理屋やフィリピン料理屋が多い。


インド料理屋店内

驚いたのが、夜になるとストリート中にゴミが散乱する。この場所意外はゴミが散乱していることはないのだが、この出稼ぎ労働者が集まる場所だけゴミが多く散乱している。

「郷に入ったら郷に従え」という考えは出稼ぎ労働者の頭の中にあるのだろうか。これが外国人労働者を多く受け入れ、国のインフラ整備などの労働力を確保する国の姿なのだろうか。

クウェートは石油で潤い、国を大きくしていこうという勢いがあるのだが、こうした生活レベルの視点から見ると、その勢いは逆の方向を向いている気がしてならなかった。

タケノコ

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