12月4日 チュニジア(1) 首都チュニス:「チュニジアへ」


エミレーツ航空

当初は東アフリカを旅しようと考えていたが、黄熱病予防接種・マラリア予防薬の効果が出るのが1週間~10日かかるというのでその間北アフリカを旅することにした。

旅が終わるまで時間があまりないのでゆっくりはできない。急に決めたことなのでフライトの予約もなにもしていない中、あまり時間を無駄にしたくないとも思いで、今日チュニジアに向うエミレーツ航空のチケットを取ってしまった。

いつも自分が使う格安航空会社のチケットとは比べ物にならないくらい高額。旅の資金を大きく削ってしまった。これも思いつきのまま旅する所以である。今度旅する時はもっと計画を立てよう。

「チュニジア」
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チュニジアは地中海に面し、イタリアを南に下った辺りにある。隣国はテロ組織がひしめくアルジェリアであるのにも関わらず治安は良い国だ。

ここもイスラム教国であり、アラビア語とフランス語が通じる。あまり中東諸国を旅した時と変らない。

それ以外のことは正直言ってそこまで知らなかったが、多くの旅行者が
「チュニジアは良い国だ!」
と言うので、行ってみることにした。

「エミレーツ航空」
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ドバイ国際空港第3ターミナル

奮発して買ったエミレーツ航空は今までで乗った飛行機の中で一番サービスが良かった。

最近完成したドバイ国際空港第3ターミナルはエミレーツ航空専用ターミナル。ピカピカで最新鋭のターミナルはとても気持ちがよい。

ドバイでのエミレーツ利用者は多いだろうから、チェックインに時間がかかると思っていたが、そんなことはない。自分で荷物の重さを測り、タグを付ければチェックインがすぐにできるという「セルフチェックインシステム」が整備され、殆ど待つことなくチェックインすることができた。

機内でも、機内食のプレートや皿が他の航空会社のものより大きく作られていたり、コーヒーやお茶のサービスが多かったり。なるべくたくさんの国籍を持つCAがされ、自分の乗った飛行機にはスペイン、モロッコ、UAE、イギリス、日本人までもがいた。世界中へ路線を広げるエミレーツ航空の国際戦略がわかる。

CAに何か頼む時も嫌な顔をされることはなかった。ドバイ国際空港の近くには、まるで誇示するかのようにエミレーツ航空の巨大なトレーニングセンターがある。CAのサービスには力を入れている様だ。

飛行機自体は古いものだったが、とても快適に過ごすことができた。

「首都チェニスに到着」
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Medina Youth Hostel (一泊12ディナール:約840円)

飛行機は6時間程でチュニジアに到着。西へ進んだので時差が大きく、ドバイと3時間も違った。ヨーロッパ諸国と同じ時刻帯である。

実は最初、「アフリカ」なのでチュニジアの治安はあまり良くないのではないかと思っていた。いつもなら到着したらカメラを出して写真を撮ったりするが、金持ちの印籠のようなカメラを出せば、強盗の標的にされると思い、控えていた。

だが、人と話し、街を歩いている間にそれは勘違いであることに気付いた。ドバイで購入した世界で人気のガイドブック「Lonely Planet:Africa版」にはここは安全な国だと書かれていたが、それは本当のようだった。

宿はメディーナという場所にあるユースホステル。ここのユースホステルはチュニジアにしては安い(1泊12ディナール:840円)上に朝食と夕食まで付いてくる。夕食が付いてくる宿に泊ったのはこの旅で初めて。

そしてこのユースホステルは、ユースホステルの割に広く、アラビア風のタイルがふんだんに使われ、ここはアフリカでもまだイスラム圏なのだということを思い知らされた。

とにかく、このメディーナにあるユースホステルはお勧めである。

タケノコ

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