11月29,30日 アラブ首長国連邦(2,3) ドバイ:「ドバイショック」


建設ラッシュが続くドバイ

先日起きたドバイ政府が運営するドバイワールドとその子会社ナキールの信用不安から始まったドバイショック。幸か不幸か偶然にも今まさにそのドバイにいる。
日本市場は大変なようだが、旅行者の自分にとってはドル安円高になって旅行しやすくなる。

ドバイの街を歩いてみて回るとたくさんの建設中の建物が立ち並ぶ。金融危機の影響で工事がストップしたものもあるそうだ。


多くの出稼ぎインド人が席を占めるバス

人口の半数以上を占める出稼ぎ労働者達。この街ではUAE人を見つける方が困難である。多くはインド人で、その多さゆえ「世界で最も美しいインドの街」といわれることもある。他にパキスタン人、バングラディッシュ人、フィリピン人などが続く。彼らは主に建設現場で働いている。昨日会った今回のドバイ・ショックの影響は彼らにも大きな影響を与えていた。

金融危機やドバイショックの影響を受けても、完成間近の800mを超える世界一高いタワー「Bruj Dubai:ブルジュ・ドバイ」や今年9月に一部開通した「Dubai Metro:ドバイ・メトロ」の建設工事は深夜まで行われている。いくら金融危機やドバイショックが起きたといえど、近未来都市ドバイの成長は続いているようだ。


世界最大規模のDubai Mall

繁華街は観光客に満ち溢れている。Jumeirah Beachなどの多くのリゾートホテルや施設がある地区や、つい最近オープンした世界最大規模のショッピングモール「The Dubai Mall:ドバイ・モール」、その周辺のダウンタウンに行くと、ムスリムや欧米人、又はアジアから来た観光客で賑わっている。

観光客だけではない。ドバイにはファイナンシャルセンター、世界中のマスコミがオフィスを置くメディアセンターなど、中東の主要機能が集中し、世界中から多くのビジネスマンが集まっている。周辺にはイラン、イラクなどの政情不安定な国が多いので、比較的安定しているここドバイのメリットは大きい。

UAEはドバイだけでなく、近年首都アブダビも急速に発展している。今以上の土地開発が今後も続くかわからないが、ここUAEが中東の中心になることは間違いないのではないか。

常に変化し続ける国。その変化が楽しみである。またいつか訪れたい。        

タケノコ

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