夕方のダハブ
1週間のダハブ生活も今日で最後。ダイビングももちろん楽しかったが、泊っていたDeep Blueの人々との生活、ダハブののほほんとした雰囲気も大好きだ。また機会があればこのダハブに戻りたい。
「最後のダイビング」
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ライセンスコース参加者はおまけで一本の「ファン・ダイブ」が付いてくる。ファン・ダイブとは純粋にダイビングを楽しむためのもの。講習とは一切関係ない。ただあくまでおまけなのでどの場所を潜るかはスクール側の都合によって決められる。できればまだ潜っていないスポットに行きたいものだ。
朝に海を見てみるといつもより高い波が流れている。ひょっとしてダイビング自体中止になってしまうのではないかと心配になってきた。
だが、お昼になってダイビングは無事決行されることに。潜る場所は今まで4回も潜ったことのあるMashrabaという場所。残念ながら初めての場所ではない。だがMashrabaでもいつもとは違う場所を潜るというので期待に胸を膨らました。
行ってみるといつもよりサンゴ礁が多く、とても綺麗な場所。魚の数もサンゴ礁に比例して多かった。今日は波が立っているので水中の透明度は高くなかったが、十分楽しむことができた。
上がった後は最後にみんなで記念撮影。1週間お疲れさまでした!
「結・紅海の日本」
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最後のシェア飯、タイカレー
紅海の日本こと日本人宿Deep Blue。ここはダハブでの生活を楽しませてくれた大きな要素。
前日、一人の大学生が宿にやってきて1泊した。その人、同じ大学で同じ学部だというからビックリ。世界は狭いものだ。
今日になって今まで切れていたガスボンベの代わりがやってきてようやくガスコンロが使えることになった。再びみんなで自炊する「シェア飯」の開始だ。久々のシェア飯メニューはタイカレー。ちょうどカレーライスが食べたいと思っていた自分にとっては有難いメニューだ。
材料に鶏肉を使用するのだが、一羽丸ごと利用する。いつもは鶏の解体を得意とするヨシさんが鶏を解体するのだが、今回は自分がやってみることに。鶏の解体は骨が多いので意外と大変で苦労した。
できあがったタイカレーはココナッツミルクがたっぷり入って真っ黄色。みたこともないような色だったが、食べてみると、とてもおいしかった。まるで家族のようなみんなで作ってみんなで食べるその雰囲気もまた美味しさを引き立てた。
その夜には今まで一緒にダイビングの講習を受けていたショウゴが首都カイロへと向かって行った。いつも思うことだが、出会いが多いのが旅だが、別れが多いのもまた旅である。
「ダハブの夜」
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明日自分が旅立つということで、宿の人達と一緒に夜のビーチで酒を飲んだ。冷たいビールで乾杯した後、ウィスキーとコーラで割ったカクテル、そして40度の何やらわからぬエジプトの酒を飲んだ。
即興演劇のようなものをやったり、海に向かってみんなで叫んだり、とにかく馬鹿騒ぎした。あまり人や家屋がないダハブのビーチだからこそできるものだ。
ビーチから見える夜空の星はとても美しかった。明かりが少ない分、満天の星が輝く。
「この海って日本と繋がっているんだよな。なんか不思議だよね。」
一人が言った。
世界はやはり案外狭いものなのかもしれない。
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