11月2日 エジプト(9)・ダハブ:「紅海の日本」

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本人宿Deep Blue。外見はなんだか怪しいが、中身はいたって普通。

ルクソールから18時間の旅を終え、ようやく到着したシナイ半島紅海沿岸都市ダハブ。バス会社のおじさんは12時間で着くといっていたのに6時間も違う。やはり物事を適当に言うエジプト人である。

紅海といえば世界有数のダイビングスポット。美しいサンゴ礁や熱帯魚達が群がる。

その紅海沿岸都市ダハブにある一軒の日本人宿「Deep Blue」。前回の旅行では1回しか日本人宿に泊らなかったのだが、今回の旅行ではこれで2回目。日本人宿は他の宿より高い場合が多いのだが、今回の宿は他と同等の値段で、しかもインターネットが無料で使えるなど条件が良かった。

ここダハブには約1週間滞在する予定。スキューバダイビングのライセンスを取得するためだ。この国ではライセンス取得費用が日本に比べて安い。ここ「Deep Blue」にはダイビングスクールも併設されていて、日本人のインストラクターが教えている。海外にいながら日本語で習得できるのだ。

まさに紅海の日本ダハブ。スキューバダイビング合宿の始まりである。


「ダハブ到着」
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ダハブの海岸
夜行バスはもう何度も経験しているので慣れているはずだが、今回の所要時間は18時間。飛行機で日本に帰れる時間である。村上春樹の『アフターダーク』を読んでいたが、長時間バスは激しく揺れていたので少し酔ってしまった。

ダハブに着くと、旅先で出会った人々が噂をしていたホテル「Seven Heaven」の勧誘があった。バスターミナルから街まで距離があり、乗り合いタクシーが待っていて片道5ポンド(約65円)で「Seven Heaven」まで行ってくれるとのことなので乗り合いタクシーで行くことに。

「Seven Heaven」は一泊ドミトリー15ポンド(約225円)。スキューバダイビングの自分が狙っている「Advance コース」は400米ドル(約36000円)だった。だが、近くにある「Deep Blue」という日本人宿の方が、同じ宿泊料金でキッチンがあり、Wifi(無線インターネット)が無料で使え、日本人インストラクターもいるとのことなので「Deep Blue」に移動することにした。

「Deep Blue」
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冒頭でも紹介した通り、「Deep Blue」は完全な日本人宿。経営は地元エジプト人だが、宿泊客は日本人しかいない。

Deep Blue を見つけるのには苦労をしなかった。行くと建物の屋上に日本の国旗が建てられ、建物の壁面にも日本国旗が飾られている。まるで右翼団体支部のような様相である。

だが中は普通の日本人宿。広々としたロビーに皆集まり、宿泊客は楽しそうに談話しているか、黙々と漫画を読んでいる。

Deep Blueは部屋数が少ないため、慢性的な満室状態が続いているのだが、自分が行った時たまたま一部屋空いていたので泊ることができた。ラッキーである。

日本人宿の楽しみはやはり旅慣れた人々が集まって、色々な情報や他では聞けない楽しい話しが聞けるところである。もう何年も海外を放浪している人が数人いて、そのような人々の話しを聞くのは実におもしろい。意外と同年代の人が多く、今日知り合った中でも5人の同年代者がいた。同じようなことをしている人は多い。

夜は宿でアルバイトとして働く日本人の男の人と女の人が中心となってみんなで料理を作ろうということになり、自分も参加。1人当たり8ポンド(約120円)で鶏肉鍋を作った。アルバイトとして働く男の人は鶏肉一羽を慣れた手つきで捌いていく。旅の途中で習得した技のようだ。

鍋は濃い味付けでとても美味しく、ご飯が進む。久しぶりの鍋はとても落ち着いた。

「ダイビングスクール」
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昨日からコースが始まっている様で、自分は2日目から急遽参加させてもらうことにした。

毎回宿題があり、テキストを読んで空欄を埋めていく。今日の昼から宿題の答えせ。いきなり今日参加した自分は30分で宿題を終わらせた。

インストラクターのZenさんは関西の人。講習の合間にギャグを入れたりして場の雰囲気を盛り上げたりしてくれて、とても良い方。

これからの一週間、楽しくなりそうだ。

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タケノコ

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