7月20日 イタリア(5):ローマ&ヴァチカン 「カトリックの宝:ヴァチカン博物館」

「起床」
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今日は朝早くからヴァチカン博物館へ行き、昼にはフィレンツェへ向かう列車に乗ろうと考えていたが、早起きできず、朝9時起床となった。

旅に出て、毎朝の朝食はほぼ同じである。バナナとリンゴだ。二つでちょうど1ユーロ(130円)。ヨーロッパのリンゴはそのまま丸かじりできるから嬉しい。

今日で2日間お世話になったこの「Enjoy Hostel」ともお別れだが、最初の夜に同じ部屋にいた丸刈り集団を除いて、とても雰囲気の良い場所だと感じた。オーナーはきさくな感じで、いつも笑顔で接してくれたのだ。おまけに14ユーロと安いので、とても良いホステルだった。

チェックアウトを11時までにしなければならなかったが、ヴァチカン博物館に行きたかったので、もう少し荷物を置かせてくれないかと頼むと快諾してくれた。荷物を置くのにお金を取る宿も多いのだが、このホステルは良心的である。

「駅へ時刻を確認」
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ヴァチカン博物館へ行く前にローマの中心駅テルミニ駅に寄った。今日フィレンツェへの普通電車は何時に出るかどうか確認するためだ。イタリアの電車は、日本のように数分おきにでていることなどあまりない。とくに長距離となるとなおさらである。

駅の機械で時刻を確認すると、午後13時ごろ出発のフィレンツェ行きRE電車があった。REとは多分普通電車である。所要時間は約5時間。長い。私はヴァチカン博物館に行くだけだったのでこの13時頃発の電車に乗れれば良いと思っていた。現在時刻は10時を過ぎたあたり。十分間に合う時間だと思った。

「ヴァチカン博物館へ」
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ヴァチカン博物館へは地下鉄で向かう。テルミニ駅から地下鉄A線で、Ottemode駅へ。そこから約5分程で博物館に着いた。

だが、簡単には入れそうもなかった。なんと博物館の前にはたくさんの人々が並んでいた。長さおよそ130mはあっただろうか。とにかく人がたくさん並んでいた。これに並べばもう13時発の電車には乗れないだろう。時刻は10時半。諦めようとも思ったが、せっかくここまできたし、昨日ローマにもう一泊したのはこの博物館に来るためでもあった。13時以降も列車はあるだろうと思い、私はヴァチカン博物館に入るため、列に並ぶことにした。

しかし、列は意外と早く進む。待ち時間は1時間以上かかると思っていたが、30分程度で入口に到達した。

入口に入ると、セキュリティ検査がある。簡単な荷物検査で、空港と同じような感じだ。一人、入口で追い出された人がいた。その人はなんだか秋葉にいそうな格好をする女だ。その秋葉のような格好がだめなのか、肩が出ていたので露出が多いからなのか定かではないようだが、彼女は警備員に、
「ここから出て行ってください。」
と強い口調で言わている。ヴァチカンは規律には相当厳しそうである。

ヴァチカン市国は、イタリアと違って良心的で国際学生所を使うことができた。正規だと14ユーロ(1820円)かかるところを、8ユーロ(1040円)で、見ることができた。ただそれでも高い。そして国際学生証を持つ学生は専用窓口があるので、たくさんの人が並ぶ窓口に行かなくてもすぐにチケットが手に入るというメリットもあった。だが、私の場合は学生専用窓口の存在を知らなく、普通の窓口で並んで学生証を見せると、
「ここではなく専用窓口に行ってください。」
と言われた。せっかく並んだのだからここで発行してくれても良いのに、チケット売り場の係員はダメだという。私は仕方なく学生専用窓口に並んだ。

「博物館へ入館」
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博物館内は、「エジプト博物館」や、「ラファエロの部屋」など、たくさんの区分に分かれている。とてもこの博物館は大きいようだ。私は主要作品を先に見てフィレンツェへ急ごうと思ったが、どうやら順路に従っていかなければならないようだ。主要作品群は主に順路の最後の方にあるようだ。しかも順路にはたくさんの人がつめかけている。とても早く通ることはできなさそうだ。もう私はすでにフィレンツェの宿を予約していたが、今日中にフィレンツェに行ければ良いと思い、ゆっくりとみることにした。

ヴァチカン博物館の作品はどれも素晴らしいようだが、私にはその作品に関する知識はない。そこで、作品の解説をしてくれる機械のレンタルサービスがあったので機械を借りようと思ったが、値段がなんと7.50ユーロ(975円)もするので諦めた。

広場に出ると、たくさんのガイドがそれぞれの客にこの博物館の概要を話しているようだった。英語、フランス語、韓国語とたくさんのガイドがいたが、残念ながら日本語のガイドはいない。

「カトリックの宝」
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ここよりまだ書きかけ。

タケノコ

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